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英語が楽しくなるコツ

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【トークレポート④】
英語が楽しくなるコツ

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グリ: 以前、数学を教える時に心がけていることっていうのをお伺いしました。あの、あったかホールのやつです。今日は、英語の授業をする時に、心がけていることがありましたら、教えていただきたいと思います。

丸山: そうですねー。今思い出してみると、心がけてるのは、

1:手作りプリントで、ポイントを突く
2:ビジュアル化、ストーリーを付加させる
3:おもしろい長文を読む
の3つですね。

グリ: ほー。どれも興味深いですが、「3:おもしろい長文を読む」について、教えてもらってもいいですか?

丸山: いきなり3ですか。(笑)えーと、まず、すべて日本語を体得したときに置き換えればわかりやすいと思います。言葉を覚え始めの幼児は、どんなものを面白がって読むでしょうか?

グリ: そうですねー。ももたろうとか、シンデレラとか、あと、えーと、好きだったのは、わらしべ長者とか?

丸山: あー、なるほど。特に、わらしべ長者とか、わくわく感があって、面白いですよね。「次は何と交換するんだ?」って、続きを読みたくなります。

グリ: ええ。

丸山: 「その続きはどうなるんだ?」って感覚が、読解の根本になると思うんです。

グリ: なるほど。「読みたい」って気持ちですね。だけど、そういう長文って、どうやって探すんですか?

丸山: まさに、そこなんですよ!実は残念ながら、中学校で使われている教科書の文って、僕の自伝くらいつまらないんです。

グリ: はぁ。どう答えていいかわかりませんが。(笑

丸山: まあ、大事なのかもしれませんが、誰か知らない、ジャックだかタクとかが、バスケが好きだったり、タコが嫌いだったり(笑)。あとは、リサイクルとかボランティアとか、なんか真面目で、興味も刺激もないんです。

グリ: てことは、丸山先生の自伝って、相当つまらないんですね!

丸山: ははは。。。まぁ、・・・そうです。。。(泣

グリ: ですがそれって、「当たり前」で、いろいろ学習していくためには、そういう内容じゃなきゃいけない気がするんですけど。

丸山: えぇ、そう思っていました。が、違ったんですね、フィンランドでは。

グリ: ほほぉ。詳しくtell me!

丸山: (なぜ急に英語に!?(*_*;))えーと、フィンランドの英語の教科書の話って、すごく刺激的だったんです。

グリ: たとえば?

丸山: たとえば、14歳くらいの少年が、親からクレジットカードをもらうわけです。親に「絶対無駄遣いしない!」って約束して。

グリ: ほぉ。

丸山: ですが、どうしても欲しかったCDとか、洋服とかが、ちょうどセールとか、限定とかで売ってるんですね。

グリ: はい。(ニヤニヤ)

丸山: で、その少年は誘惑に負けて、心の中で理由をつけて、ついつい買って、そして買いすぎてしまうんですよ。

グリ: ははーん。それはわくわくしますねぇ。

丸山: えぇ、「次は何を買っちゃうんだ?」って。僕もわくわくしました。また、その心理とかが、同年代には共感できるので、子供たちは夢中です。

グリ: なるほどー。

丸山: さらに、CDでも聞くんですが、その効果音も面白い。少年が買い物をするたびに、「カシャカシャーン!」って、レジの音がするんです。そのたびに、子供たちは大爆笑で。

グリ:へぇー。面白いですねー。

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(フィンランドの授業の様子、高学年でも手を挙げます)

丸山: それに対して、日本の教科書って、笑いどころ一つもありません。僕の自伝みたいに。(笑)

グリ: はっはっは。(絶対に読みたくないわ。)

丸山: だから、それを参考に、私たちは「中学の文法と単語で読める」もので、「面白いもの」を探して、授業で使っています。子供たちも、笑ってくれるし、面白いものって、何度読んでも良いし。

グリ: なるほど、いいですねー。そういえば18カ国語を体得したシュリーマンも、たくさんの書物を1回ずつ読むよりも、同じ書物を何度も読んで、言語を習得した方がいいって言ってたらしいですからね。

丸山: えぇ。よくご存じで!(笑)

グリ: ありがとうございます。ですが、なんで日本の教科書ってそんなつまらないんでしょうか?

丸山: いい質問、ありがとうございます。実はそれ、フィンランドで考えてました。で、分かったのは、日本とフィンランドの教科書採択の仕組みに違いがあったんです。

グリ: と言いますと?

丸山: 日本は、教科書を市町村単位で、教育委員会が採択するんです。八王子市なら八王子市で、1つの教科書です。

グリ: はい。

丸山: ですが、フィンランドでは、各学校ごとで採択するんです。

グリ: ほぉ。とすると、どんな違いが生まれるんでしょうか。

丸山: 各学校単位だと、教科書会社が各学校の先生にプレゼンしに行くんですよ。「ぜひウチの教科書を使ってください!」って。
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(教材会社の人が、テーブルに教科書を並べる)

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(自社の教科書の良さを、先生に伝えています)

グリ: はい。

丸山: すると、各学校の先生たちも、真剣勝負なんです。自分が授業で使う教科書になるわけですから、使う場面をイメージして、一番いいものを選ぼうと努力するんです。

グリ: なるほど。そこに、教材会社同士の競争や、先生と教材会社との切磋琢磨というか、相乗効果が生まれ、教科書が面白く、使いやすくなっていくわけですね。

丸山: おっしゃる通りです!ですが、日本では、教科書を選ぶのは、現場に立たない教育委員会の方々なんです。そこに、教材会社との相乗効果は生まれるでしょうか?

グリ: なるほどー。よくわかりました。ありがとうございます。じゃあ、先生、自分でお話作っちゃうってのはどうですか?

丸山: はい。よく生徒がそう言ってくれます。(笑) 先生が教科書会社に入って、全部作り直してくださいよ、とか。

グリ: いいですね!どんな話を書きたいですか?

丸山: そうですねー。まぁ、手始めに、中学校1~3年まで一貫して、僕の自伝にしちゃいましょうか。(笑

グリ: 誰が読むかっ!(笑


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