花マルブログ
「再会」という贈りもの
この春、立て続けに教え子たちと再会する機会がありました。
3年以上ぶりの再会。
大学1年、2年、社会人3年目の子達との再会です。
それぞれが違う道を歩んでいます。
それぞれが違う道を歩んでいます。
会えることが本当にうれしくて、不思議な感覚にもなりました。
ひとりは、春から青山学院大学に進学するという子。
大学受験のための勉強についてたずねると、
「高校の時の塾よりも、花マル塾に来てたことの方が、価値があった」と言ってくれました。
そんなふうに言葉で伝えてくれることが、とてもありがたかったです。
あの頃と変わらない柔らかい笑顔に癒されて、
会えてうれしいな、としみじみ思いました。

また別の日には、2人の教え子とそれぞれ再会することができました。
どちらも、「先生、会いませんか」と誘ってくれました。
1人は、今、警視庁でバリバリ働いている子。
昔から頭の回転が早くて、明るくて、ちょっとやんちゃだったけれど、
今も変わらず楽しい話をたくさんしてくれて、ずっと笑っていました。
その日は、なんとおでんをごちそうしてくれました。
こちらが何度も「お祝いだから出させて」と言っても、
「先生に出すことに意味があるんです」と言ってくれて、
ありがたく甘えることにしました。


たぶん、人生で一番おいしいおでんだったと思います。笑
もう1人は、今大学で学ぶことが本当に楽しくて仕方ないという子。
目がキラキラしていて、言葉にも熱があって、
「学ぶことが本当に楽しい」と話してくれるその表情に、
こちらが励まされていました。

それぞれに歩む道は違っても、
どの子も、大人になっていて、
もう“先生と生徒”ではなく、“大人と大人”として話せる関係になっていたことが、
とても嬉しかったです。
日々、「ちゃんと伝わっているのかな?」と迷うこともあります。
けど、こうして数年経って、思い出してくれたり、会いにきてくれたり、
誘ってくれたりして、見せてくれる笑顔が、
「そのとき一生懸命やっていた意味」を、そっと肯定してくれる気がします。
きっと、これからも彼ら、彼女らは、それぞれの道をどんどん進んでいくのでしょう。
そして、こうしてまた時々、笑顔を見せてくれるなら――
そして、こうしてまた時々、笑顔を見せてくれるなら――
それだけで、十分です。
再会は、こちらが先生だから、また何かを与えたり教えたりするのかと思っていましたが、
むしろ、もらってばかりになる不思議な贈りものだなと、そんなことを感じました。